全国
さて、研鑽も続けていきたい。 よく革新政党においては、党の決定は絶対守るべきだ、党の決定は厳守すべきである。このようにいわれております。いかなる団体においても、その方程式は同じであります。最大公約数として、一つの正式な機関で決定された事を、…
日寛上人は、「勇猛精進」とは「信心唱題」であると示された。 「依義判文抄」では「勇んで為すを勇と言い、智を竭すを猛と言う」「無雑の故に精、無間の故に進」と引かれている。 すなわち、 「勇」とは、勇んで行動する事。 「猛」とは、知恵の限りを尽く…
戸田会長は、私どもの戦いの姿を、歌に託して、次のように詠まれております。 いとまなき わが友どちの 折伏に 御仏の慈悲は 雨とそそがむ 辛くとも 嘆くな友よ 明日の日に 広宣流布の 楽土をぞ見む これが学会精神の骨髄であります。この精神を忘れずに、あ…
戸田先生は言われた。 「日蓮大聖人の後精神の根本は広宣流布である。その御精神を受け継ぎ、仰せのままに広宣流布をしてきた教団は、学会以外にない。 その証拠には、誰が大難を受けたか。戦時中のことを考えてみよ。学会は大弾圧を受け、牧口先生は獄死さ…
いついつも、創価の母たちは、紛然たる「三障四魔」の来襲も、陰険な「三類の強敵」の迫害も、皆「風の前の塵」と振り払って、正しき師弟の大道を真っ直ぐに歩みぬいてこられた。 昭和32年の7月。「大阪事件」のあの時、獄中の私の無事を祈り続けてくれた“常…
「牧口先生には戸田先生がいた。戸田先生には私がいた。そして今、私には、新しき弟子の歴史を創りゆく、幾百万の正義の青年がいる!」 ――師から弟子へ、後継のバトンが受け継がれる限り、広宣流布は必ず成し遂げられる―― なればこそ、“創価の魂を継ぐ、本物…
私は、かつて、美しい、力強い団結で進む創価学会を大船になぞらえ、その名を“異体同心丸”と名づけた。皆さんは、全員、その誉れある乗組員である。 今、この大船は、生命の世紀に向かって、荒れ狂う怒涛も悠々と乗り切って、いよいよその速度を増しながら進…
第一に『ひとたび妙法に生きた学徒は、未来に雄飛する革命児であることを疑ってはならない』 その実証には、10年、20年の歳月を必要とするかもしれません。しかし、皆さん方は、すでに一人も残らず末法万年の救世主日蓮大聖人から受記をうけていることを自覚…
また、結婚問題等によってぐらついて、信心から遠ざかっていくようなことがあってもなりません。結婚イコール女性の幸福とは限らない。結婚はあくまで幸福への道程であって、幸福そのものではない。もしも結婚によって自らの信心を破ってしまったら、いかに…
目先の小さな幸福のために、環境に左右されるようなことがあってはならない。どんな逆境にあるとしても自己の強い信心の一念で、自分を変え環境を変えていけるのであります。ともあれ、皆さんは幸福の勝利のために、この人生を強く強く生きなくてはならない…
第2に『妙法の革命児はいかなる魔にも勝たなければならぬ』 古来、数千年の人類の歴史における全ての革命は、苦難に耐えつつ、勇断をもって勝ち取ったが、魔との戦いを敢行したものは一つもない。したがって、流血の悲惨を生み、同胞の殺りくをともない、ま…
学会の広宣流布に向かっていく戦いは持久戦であります。長い広宣流布への旅路です。私は最高責任者として、皆さん方の体のことを一番心配しているのです。 一人も事故があってはならない。病気があってはならない。また、商売の方に支障をきたしてはならない…
大事なのは、一人一人が強くなることである。 牧口先生は“下から上を変えていけ”と言われた。上に対しては、どんどん意見を言う。おかしいと思うことがあれば、正していくことだ。 もちろん、単なる感情や、自己中心的な考えによるものであってはいけない。 …
「ああ、学会の人は立派だ。あの方々があのように成長していくのだから、ああいう立派な人が信心しているのだから、私どももぜひとも話を聞いてみたい、会合に行ってみたい」このような、信心即生活、信心即社会活動となっていくべきであります。 所詮は財力…
大聖人は、厳格に戒めておられる。 「わが一門の中でも、信心を貫き通せない人々は、(初めから信じないよりも)かえって罪があるのです。(地獄に堕ちて、その時)日蓮をうらんではなりませんよ。少輔房、能登房ら(退転した門下の末路)を、よくごらんなさ…
学会には、陰で黙々と支えてくださっている人がたくさんいる。 警備の仕事、屋外での整理や救護の役員、守る会の方々、そのほか、広布のために懸命に尽力されている同志を、サーチライトをあてるように探し出して、激励の手を差し伸べていく。 それが指導者…
私は、約十年にわたって、戸田先生にお仕えした。 戸田先生が事業に失敗され、再建へ苦闘しておられたときが、私にとっても一番苦しい時代であった。 莫大な借金。批判と中傷の嵐。さすがの先生も憔悴しておられた。 社員は、一人去り、二人去り、最後に残っ…
戸田先生は言われた。 「幹部だ。幹部で決まる。指導者が自分を変えるしかない」 権力を持つと、人間は魔性に毒される。 魚も頭から腐る。 組織も、ダメになるのは「上」からだ。 幹部は、常に常に「慢心」を排し、自身を変革していくしかない。 戸田先生は…
戸田先生が「これは、よく拝しておけ!」と何度も厳しくおっしゃった御文がある。 それは、「竜の口の法難」の日の大聖人の御様子が認められた「種種御振舞御書」の一節である。 「日蓮は大音声で彼らに言った。 『なんと面白いことか、平左衛門尉がものに狂…
19世紀のスペインで、人権のために戦った女性、コンセプシオン・アレナルは言った。 「失敗から立ち上がる人は、失敗を犯したことのない人よりも偉大である」 一面の真理を突いている。 だれしも、失敗することはあるだろう。挑戦に、失敗はつきものである。…
牧口先生は、「同じ小悪でも、地位の上がるに従って次第に大悪となる」と述べておられた。 リーダーが、心していくべき指針である。 学会において幹部は、皆の模範となるべき存在である。その分、責任も重い。 常に自らを厳しく律していくことを絶対に忘れて…
「前進」と言えば、若き日の文京支部での戦いを思い出す。 当時、文京支部の折伏成果は、全国で最下位クラスであった。支部長は女性の田中都伎子さんだった。 田中さんから支部の窮状を訴えられた戸田先生は、こう言われた。 「僕の懐刀を送ることにしよう」…
幹部は同志のためにいる。 誠意を尽くせば、皆、気持ちがいい。反対に、つんとして、人の意見も聞かず、威張ってばかりでは、まるで"独裁者"だといわれても仕方がない。 もしも、将来、堕落の幹部が出たら、皆が厳しく正すことだ。 初代会長・牧口先生は「下…
日蓮大聖人の仏法は、「一人の人間革命」を成し遂げ、ついには全人類の宿命の転換をも可能にする「希望の大法」である。 しかし、せっかく、この大仏法にめぐりあいながら、何か起こると、心ゆらぐ弟子もいた。 いくら大聖人が弟子たちのために真剣に祈られ…
戸田先生は言われた。 「こっちには信心があるからといって、手をこまねいていると、そこに油断がおきるのだ。戦いには必ず相手があるのだから、慎重に万全の対策を立てなければならない。 四条金吾が敵に狙われて危険な時、大聖人は至れり尽せりのご注意を…
原点に帰れ! ここに、すべての発展の道がある。 学会が80周年へ新しい道を開きゆく今、大事なのは、創立以来の原点である「師弟」の道に徹することである。 一生涯、師弟の道に徹しきる。 その輝く模範を、先輩は後輩のために残していっていただきたい。【…
ここで再び、戸田先生の指導を学びたい。 戸田先生のことは、いくら語っても語り尽くせない。真実の師弟とは、そういうものである。 戸田先生はおっしゃった。 「惰性は、大聖人の仏法を腐らせる」と。 自分では活動しているように思っていても、知らないう…
戸田先生は、よく孔明を通して、リーダーのあり方を話してくださった。 私は、そうした戸田先生の教えを、克明に、日記などに記録していった。その作業が、深夜に及ぶことも、たびたびだった。そのことは、私の妻が、よく知っている。 それほど「真剣」だった…