全国代表協議会


戸田先生は、よく孔明を通して、リーダーのあり方を話してくださった。
私は、そうした戸田先生の教えを、克明に、日記などに記録していった。その作が、深夜に及ぶことも、たびたびだった。そのことは、私の妻が、よく知っている。
それほど「真剣」だった。真剣だったからこそ、今日の学会ができ上がった。
真剣でなくして、本物が、できるわけがない。いいものが、できるわけがない。個人の人生においてであれ、団体であれ、それは同じである。

【全国代表協議会 2006.2.1付 聖教新聞


弟子の道に徹した、我が師匠は、仏法史上未曾有の戦いを成し遂げ、永遠なる広布の基盤を築き上げた。
大道は切り開かれている、本物の弟子が答えていくしかない。壁は厚くとも、池田門下の一人として、くすのきは、断固戦う事を誓う。


さて、孔明は、勝利と敗北の分かれ目をどう見ていたか―。まず、「必ず勝つための鍵」の一つとして、「有能な人材が登用され、無能な人間が退けられる」ことを挙げている。
当然この反対をやれば、必ず敗北する。
適材適所になるよう、いかに人材を配置するか。いかに人を生かしていくか。リーダーは私的な感情に左右されず、公平に人を見ていかなければならない。
この一点にも、私は最大に心を砕いてきた。これからの学会を担いゆくリーダーは、その責任の重さを自覚していただきたい。


また孔明は、「必ず敗北する兆候」についても述べている。
その一つは、「むやみに敵を恐れ、その反面、計算高く、利益に敏感である」ことだという。
「恐れ」とは、すなわち「臆病」である。「戦う心」を失うことである。“いざ戦い”というときに、「またか」と思うようではいけない。
こういう心持ちでは、必ず敗北する。
「臆病にては叶うべからず」(1282ページ)との御聖訓を銘記したい。
一方、「計算高く、利益に敏感」とは、自己保身の生き方といえようか。どうしたら自分は得をするか、そのことばかり頭をめぐらせている人間である。
たとえば、朝から晩まで金儲けのことばかりを気にかけ、信心は二の次――幹部がそんなことでは、広布の戦いに勝てるわけがない。
戸田先生は、じつに厳しかった。
「要領のいい幹部もいる。傲慢な幹部もいる。学会を利用して、自分がいい立場になることばかり考える幹部もいる。腹の中で学会員を小馬鹿にしたり、大した人間でもないのに自分を偉そうに見せたり、学歴があるからといって尊大ぶる愚劣な幹部もいる」
こう言われ、「そういう人間は、叱り飛ばせ!」と叫ばれていた。
広布のため、まじめに、健気に戦う学会員こそ尊い。その方々を、どこまでも大切にしたいとの、深きお心であられたのである。だから厳しかった。
このお心を、そのまま受け継いで、私は走り抜いてきた。仏子である学会員を守るため、悪と徹して戦ってきた。

【同 全国代表協議会】


師の言われる、「大切な学会員」を守り抜いていきたい。酷い目にあっても、もくもくと自身の使命を果たしている学会員さんがいる。
コツコツと地域広布に、努力しておられる方もいる。
そんな方の話を聞いても「問題」として捕らえない幹部が多い、酷いのになると悪い奴を守っている幹部もいる。


四国の永遠の指針「楽土建設の革命児たれ」
革命精神を燃やし、くすのきは語り、動き、戦い抜いていきます。