最高協議会


幹部は同志のためにいる。
誠意を尽くせば、皆、気持ちがいい。反対に、つんとして、人の意見も聞かず、威張ってばかりでは、まるで"独裁者"だといわれても仕方がない。
もしも、将来、堕落の幹部が出たら、皆が厳しく正すことだ。
初代会長・牧口先生は「下から上を動かせ」と教えられた。
正しいことは正しい、おかしいことはおかしいと言い切る。建設的な声をあげることである。
最も大事なのは学会員である。
私は19歳の時から、戸田先生と学会を、守りに守ってきた。「師弟不二」を貫いてきた。
これが、初代、2代、3代と続いてきた、純粋な学会の伝統である。
この精神を、いかに永遠たらしめるか―広布のリーダーの皆さんは、この一点を真剣に考え、会員の幸福のために、「不惜身命」の決心で戦っていただきたい。

【全国代表協議会 2006.2.28付 聖教新聞


「下から上を動かせ」これが本当に実現すれば、学会はまだまだ発展していくだろう。
現実は、なかなか難しいところもある。やりにくいことも多く、歯がみすることもあるだろう。
打ち出し主義になれてしまい、自分で「打ち出しを利用して」の戦いを考えることができない中堅幹部の方が多いのも現実ではないだろうか。
成果主義になってはいけない、結果主義が大事だ。
ちょっとの違いではあるが、成果主義にはしみが伴い、結果主義には喜びがある。
成果主義は受身であり、そこには押付と強制力が伴う。
一方、結果主義は、一人一人を主体者に育て上げ、一人一人が結果を勝ち取っていく戦いだ。
大事なその戦いの根本にあるのは、人間関係であり、信頼関係だ。
この実践なくして、それぞれの『人間革命』はありえないし、幹部の成長も無いのではないだろうか。

また、現場での「建設的な声」を拾い上げていくのも、幹部の力量だと感じる。
組織の中には、組織論と信心の話がごちゃごちゃになってしまっている人、意見と愚癡がごちゃごちゃになってしまっている人がよくいるからだ。
いずれにしても、言うべきをいい、聞くべきを聞きながら全体を押し上げていくことが幹部の使命だ。


私は地区部長兼任の支部長をしている。
常に現場の声を聞き、強情な祈りで、全メンバーをしびれさせていきたい。
使命のないメンバーはいない、全メンバーを池田門下生として立たせていきたい。