幹部の使命を完遂


さて、研鑽も続けていきたい。


 よく革新政党においては、党の決定は絶対守るべきだ、党の決定は厳守すべきである。このようにいわれております。いかなる団体においても、その方程式は同じであります。最大公約数として、一つの正式な機関で決定された事を、責任を持って実践すれば善であり、それに逆らい、それをないがしろにして実践しなければ悪になるのです。と同じように創価学会におきましても、本部の決定、理事会の決定、大幹部の決定があって、それを責任を持って実践する人は、まっとうする人は善です。それをおろそかにし、責任をもたず、ないがしろにする幹部がいるとするならば、それは悪なのです。
 仏法の上から論ずるならば、その決定を実践した人は功徳があるのです。実践しない人はをうけます。こういう理論がとうぜん成り立つわけです。
 したがって個人の行動については、これは私どもが関与すべき筋合いは、お互いにございませんが、創価学会広宣流布、幹部としての責務という問題にたちいたった場合には、幹部という立場においても、信心という上から論じても、人間という立場から考えても、どうか、りっぱに自分自身の与えられた使命だけは、おのおのが完遂していただきたいことを心からお願い申し上げます。

1964-3-29 地方大幹部会 学会本部広間】


幹部に対する指導です。
この後、
「幹部は力がなくては幹部の資格がないのです」
「幹部は人一倍、勉強していただきたいのです。うんと読んでいただきたいし、たくさん書いてもいただきたい。また、うんと喋っていただきたいのです」
「幹部はその人、その時代に応じて、臨機応変に智恵をはたらかせていただきたい」
「幹部は包容力をもっていただきたい」
「幹部は、堂々たる、毅然たる自信を持って、指導の任にあたり、指揮をとり、そしてまた折伏の陣頭に立っていただきたい」
「幹部は強い信心に立っていただきたい」
「どうか幹部は総合的に考えて、信心の指導、学会の目的に対する指揮、ともに今度は、個人個人に対する、それぞれの指導を間違いなくやっていただきたいのです」
「(幹部は)統率力を養ってもらいたい」
「しょせんは題目をたくさんあげることに尽きるのです。題目をあげるところに、いっさいの成長の源泉があるのです」


時代背景もちがいますので、一概には言えませんが、私も含めた、地元の幹部にこの項目をあてはめてみよう(笑)
私の地域では、決定の実践は良くできている……と思う。
んが、それだけだ。
御書を通して指導する幹部は皆無。会合でしゃべる幹部は、どの戦いも毎回「勝ちましょう」的な話しかしない。もしくは「先生のスピーチ」を読み返すだけ。
個人個人に対する、それぞれの指導」ともなると、もう絶望的です。
現場は、細かい報告に追われ「数」を求められる。
幹部は「内容」ではなく「目標の数」だけを要求し「数」だけで判断するので、現場のドラマに光が当たることは少ない。
創価学会の下請け会社的な学会屋幹部が多すぎで、目先の「数」でしか判断しない。
さながら、株式会社創価学会だ(愚癡です)


実際、本部幹部・支部幹部に愚か者がいると、現場からは歓喜が失われます。
たとえば、組織で会員さんに迷惑をかける困った人(だいたい支部や本部の婦人中堅幹部が多い)がいたとしましょう。
現場をよく知らない幹部は、特定の担当幹部の話をうのみにして、対応していきます。
はじめから先入観を持って動くわけです。
まあ、対応してくれればまだましで、放置されることが多いですが……。


なので、私の場合はこうしています。
まず、困った人と関係のある周りの人全員でそろって話をし、どんな迷惑行為があったのかを明確にします。(そろって話すことで、誤解等が明確になり解決する場合も多い)
その場には、そこにいるメンバーよりも上位の役職者を呼びつけておきます。
上位役職者には「必ず最後まで付き合う」事を、確約させます。
その後、上位役職者と共に、個別に聞きとり調査に回ります。
皆の前では言えないメンバーもいますからね。
で、困った人に対して、気をつけてほしい点を箇条書き一覧にまとめます。
だいたいそういう困った人は「幹部大好き」なので、上位役職者に指導してほしい内容を伝え、共に訪問し話してもらいます。
最後に箇条書き一覧を、目のつくところに貼ってもらいます。
こんな感じです。


中には、反発して出てこなくなる人もいますが、会員さんに迷惑をかけるような輩はいらないので、表ざたにする事が大事だと思います。
そうやって絵図をかいてのせてやらないと幹部が動かないという、悲惨な組織である事も現実でなんとかしていきたいものです。
まあ、私自身も失敗する事もありますので支部指導力アップに取り組んでいきたい。


話は変わりますが、今年になってから毎週日曜日10時から壮年部で支部唱題会を始めました。
今の所、多い時で15名くらい参加してくれます。
今年の目標は、参加者20名!
大事な学会創立80周年を「喜びをもって」戦えるよう続けていきます。