随筆

四国合衆国の賛歌

香川 高知 愛媛 徳島――親愛なる盟友に贈る ついに 四国広布50周年の 「紅の朝」が明けた! 21世紀の 清新の暁鐘は 高らかに打ち鳴らされた! おお 麗しき四国の山河に 我ら広布の勇者たちが 夢に見てきた 1万ブロック体制の 栄光の陣列が 構築されたのだ! …

ヒューマン随想

1999年6月から2000年1月の間に、「やまもと伸一」のペンネームで「聖教新聞」に発表されたものです。 「女性の世紀へ」大切なお母さんに贈る〈1〉 ある日、ある時、二人のご婦人が、論議をしておられた。楽しそうでもあり、厳しそうでもあり、一級の評論家も…

魁の高知

勇者よ! 使命の航路を突き進め 私自身が向かっていく「冒険」は、私自身の魂の宿命なのである。 それは「個人の幸福」「社会の繁栄」「世界の平和」のためであり、いかに雷鳴が轟きわたろうとも、稲妻の閃光が走ろうとも、私の生き抜く活気は、さらに活発に…

「歓喜の歌」響く徳島

喜べ喜べ! 人生を勇気で勝て! 「国々の国歌はあるが、人類の国歌はない」 “アメリカの良心”と敬愛され、私の親しい友人でもあったノーマン・カズンズ氏は、かつて、こう指摘された。 「戦乱と分断の二十世紀」から「平和と共生の二十一世紀へ」――。今ほど…

荘厳な高知の夜明け

先頭を走れ 人間主義の世紀へ! 私の愛する詩人の一人に、ホイットマンがいる。 彼は、「先駆者(パイオニア)」という言葉が、大変好きなようで、「先駆者よ!おお、先駆者よ!」と呼びかけ、その精神を強く謳っている。 「(=先駆者とは)安逸で飽満した…

正義と団結の城・愛媛

「広宣流布の王国」の新たな夜明け 夜空を見上げれば、立派な星がたくさんある。 同じく、学会には、星の光がきらめき踊るように、若き人材がたくさんいる。 その日、1985年(昭和60年)の2月4日。 私は、7年ぶりに、愛媛の人材の城をめざして走った。愛媛の…

随筆「人間世紀の光」106

妙法は絶対である。 その無量無辺の仏力・法力を引き出すには、師子奮迅、祈って戦う以外にない。 ―戸田先生の事業が窮地にあった時期、私は、難局を打開するため、身を粉にして戦った。無理に無理を重ね、体調も最悪であった。 ある日、先生は、そんな私を…

庶民の和楽と栄光の四国

正義の歌声よ 世界に轟け! ある日、戸田先生は、弟子たちとの懇談で言われた。 「人生、四十代になってみないと、勝敗はわからないよ。 特に女性はそうだ。 いな、人生の最終章の時に、どのような状態であったかで、一生の幸、不幸が決定される」 さらに、…

香川の共戦の絵巻

戦う一念が広宣流布の魂 近代ドイツの大哲学者ヘーゲルは、若き日、思想界の革命児の“決心”を歌った。 「敢然と 神々の子は完成の戦いを 心に期するがよい いざ 汝との和平を断て 世の業と妥協する勿れ! 努めよ 試みよ 今日よりも昨日よりも いや増しに! …

随筆「人間世紀の光」106

昭和35年7月、私は、男子部の精鋭グループ「水滸会」とともに、太平洋を望む千葉県・銚子の犬吠埼を訪れていた。いまだに忘れ得ぬ、懐かしい天地である。 あの水平線の彼方に、赫々として昇りゆく太陽を思い描く時、私の胸は常に躍る。 その日、恩師・戸田先…

随筆「人間世紀の光」104

御聖訓には、「心ざしあらん諸人は一処にあつまりて御聴聞あるべし」(御書 951頁)と仰せである。 つまり、皆が集まり、御書を学び合い、互いに励ましあい、信心を深め合う座談会こそ、日蓮仏法の正しき実践の在り方なのである。 ある時、牧口先生に、一人…

随筆「人間世紀の光」103

私が、人生の師である戸田先生に巡り会い、仏法を知ったのも、座談会であった。 昭和二十二年の八月十四日の夜、蒲田の糀谷で行われた座談会―ここで、四十七歳の師と、十九歳の弟子は出会ったのである。 翌日は、二度目の敗戦記念日であった。 戦後の荒廃の…