特別寄稿

特別寄稿 次代を開くキーワード5

―― 四国新聞 ―― 希望の春は母から生まれる 四国は「四季の国」。春夏秋冬に、美しき自然と心の絵巻が織りなされゆく宝土(ほうど)である。 秀麗な飯野山の裾野(すその)に広がる丸亀市の飯山町では、桃源郷のごとく桃の花が満開の時を迎える。 いにしえより、…

特別寄稿 次代を開くキーワード4

―― 四国新聞 ―― 新たな知恵の光の道を 万葉の昔より「見れども飽かぬ」と詠われてきた憧れの香川の天地を、私が初めて訪問したのは、50年前の2月であった。郷土を愛する誠実な若人たちと「青春は修行の時代。大いに学ぼう」と語りあったことも懐かしい。先日…

特別寄稿 次代を開くキーワード3

―― 四国新聞より ―― 青年と活字文化 「心に在るを志となし、言(ことば)に発するを詩となす」とは、中国の古典『詩経』の一節であった。 志の国・四国は「詩国」である。美しき天地が、美しき志を育み、美しき詩を生むのであろうか。 四国新聞の前身、香川新…

特別寄稿 次代を開くキーワード2

―― 四国新聞より ―― 未来は人材で決まる 四国での「大三国志展」が盛況である。その模様は、中国でも明るい話題として報道されている。文化の交流は地道であっても、人の心を深く結ぶ。日中友好のカギも、相互の理解と信頼である。 「大事を済すには必ず人を…

特別寄稿 次代を開くキーワード1

―― 四国新聞より ―― 「志国」にみなぎる創造の力 「志はまさに高遠に存ずべし」と、諸葛孔明は言った。 乱世なればこそ、志を高く掲げよ。遠大な心で、賢く強く生き抜け。これが、三国志の英雄の励ましである。 四国は「志国」。すなわち「志の国」だ。この…