報道ステーションの4月調査から


http://www.tv-asahi.co.jp/hst/poll/201104/index.html

この手のアンケート調査は、回答が限られたものからの選択なので全部鵜呑みにはできないが、民意の大筋は読み取れると思う。


内閣支持率
支持しない 51.2%
支持する 25.1%
わからない 23.7%


この円グラフの分け方には、若干の悪意を感じるが、日系列なのでこんなもんでしょう。
個人的に円グラフは、多いものから少ないものに分けてくれた方が分かりやすいと思うのですが……。
それはさておき、現内閣に対しては支持しない人が半分くらいいます。
支持する人は2割程度。
今の政府に不満を持っている人が、半分はいるわけです。


政党支持率
党 名 支持率(%) 前回比
民主党 24.2 2.9
自民党 32.4 3.6
公明党 3.9 0.7
みんなの党 2.9 -4.1
共産党 3.2 0.5
社民党 1.0 -1.3
国民新党 0.8 0.6
たちあがれ日本 0.2 -0.2
新党改革 0.2 0.2
その他 0.5 0.0
支持なし、わからない、答えない 30.7 -2.9


支持なし、わからない、無回答が30.7%。
一番多い支持を得た自民党でも32.4%。
民主党は24.2%。
やっぱり、小選挙区制は多様な民意に答えることができていないと思います。
今選挙をすれば、32.4%勢力の自民党が第一党になるでしょう。
だいたい、地域によっての一票の格差が大きすぎます。
ここでは、小選挙区制というのは、そういうシステムだということ――が言いたい。


■総理にふさわしい人
一番の管首相でも10.3%。


民主国家で、1割支持の政治家が首相になれる今のシステムは異常だと思う。
首相は選挙で選んだほうがいいのでは。


■自民・民主の「大連立」
政策によっては民主党に協力するが65%。


私もここです。
政党を組んだ方が有利な政治システムは、もう限界にきていると思う。
一人一人の政治家が「国民にとって是々非々」の立場に立ち、国民にとっていいものは協力し合い、ダメなものは反対する。
この辺りは、政治家が考えても駄目だと思うので、優秀な官僚が政党に縛られないシステムを構築してほしいです。


■管政権の震災・原発事故対応
評価しないが44%。
評価するが38%。


拮抗しています。
んー、これは何とも言えません。
私は評価しないですが、これは正しい情報が伝わっていないことにも原因があるように思う。
個人や芸能人の犯罪には、パパラッチのごとく大げさにたたくマスコミが、今回の原発に関してはルールを変えた政府に言いなりの擁護報道しかしていない。
関西ローカルでは、視点の違う報道をしているところもあるが基本的に東京には勝てていない。これはしかたないですね……。
原発に関しては長引きそうなので、少しは変わってくるかもしれないが、スポンサーに対しては何も言えない利益至上主義マスコミだけしかいないのかと思ってしまいます。


あれ、
あとから出てくる「管政権の震災・原発事故対応」では
評価しない58%。
評価する21%.


DOYANEN!
まええわ^^;
まとめる。
私も含め、震災に対して多くの国民は「心を痛め」何かしたいと思っている。
で、被災地支援のためなら税金も多く納めてもいいと思っているわけです。
しかし、原発は人災だと思っている。
だいたい、福島第一原発近くの国民は地震津波の上に放射能という三重苦にさらされている。


多くの国民は、原発関係の天下り機関に大きな不信感を持っている。
東電も被災者と言ったK○連の偉い人がいたが、東電幹部(現場社員はがんばっている)が責任を取らないと納得できない国民が多いようです。


国民のバランス感覚は絶妙ですね。
原発は現状維持支持が多いが、これからは自然エネルギーを利用していく方向に行ってほしいという現実的なアンケート結果になっている。


私はこう感じたのですが、素人考えなのでどうでしょうね。
いずれにしても、一日でも早く原発が落ち着き、被災地の方が平穏に過ごせる日が来ればいいと念願しています。