第一線に打って出よ!


 第一線で戦っている者が、戦いの経験のないまだ子供のような兵隊で、あとの熟練した兵隊は後方の危険の少ない陣地で悠々と指揮をとっている――これでは第一線の兵隊は、命がけの戦いなど、ばかばかしくてできるものではありません。また指揮官についていえば、後方に陣取っていて、第一線の正確な状況がつかめるわけがないし、的確な作戦、指揮をとれる道理もありません。
 同じことは私どもの活動についてもいえるのであります。理事、大幹部をはじめとして、全員が座談会や家庭指導、折伏等々、第一線に出て足を棒のようにして歩き、活動に励んでいかなければ、勝利は望めない。
 戦いに臨んでは、幹部の肩書きや、形式を一掃し、全員が裸一貫の人間に立ち戻って、実力で勝負をしていくことが大事なのです。学会員一人一人が民衆一人一人と話し合い、信をわからせ、誤りを正し、立派な学会員に育て、また学会のよき理解者としていくのです。
 この地道な、力強い生き方を立派に成しきっていける人が、真実の地湧の菩薩であり、真実の学会幹部であるといいたい。

九州本部幹部会 1968-3-18 福岡市・九電記体育館】


私の地域では、第一線と圏・県・総県(幹部)が離れているなあとじることが多い。
「幹部は会合で会うものだ」とっているメンバーも多い(笑)
組織運営・会合等で幹部が多忙すぎるのでしょうね。まあ、圏・県・総県で細かい打ち合わせを取り、現場に細かい報告を求める体制を変えていかなければこの状態は変わらないでしょう。


本当は地区や支部で細かい打ち合わせができるのが一番です。地域に応じてさまざまな課題があるはずなのですから。
が、現実には打ち出しや報告が細かすぎて、伝えるだけで時間を取られてしまう。
地区・支部幹部は会合に追われる。結果、打ち出しこなし組織になり報告の数に重きが置かれる。
目標に届かない組織の担当幹部は、きれいな言葉に包んだ成果を強要する。地区・支部幹部は成果の達成だけで満足する。
で、同じメンバーが、必死で戦って、新たなメンバーを巻き込むことができないまま……。
悪循環です。
んー、愚痴っぽくなってしまいました(笑)


しかし、逆を考えると、地区や支部がしっかりしていれば悪循環にはおちいらない。
時間がある時には第一線の現場に足を運ぶ。
なかなか時間をこじ開けるのは大変ですが(笑)
未活のメンバーが悩み等を話してくれるようになれば勝ちです。地域組織に人脈のネットワークを築きあげればいい。
女子部の戦いではないですが地域組織の「みかたん」を増やすことが大事ではないかといます。


それに、地域には、草創の学会をささえてこられた、会員さんが埋もれていることがある。
ご高齢で組織活動から引かれているメンバーだ。
仲良くなると金の思い出を聞かせてくれる。
足を運んだ数だけ学ばせていただくことが多い。謝。
皆さんの地域にもきっといるといます。
時間をこじ開けつつ(笑)地道な戦いをじっくりと続けていきたい。