第一回四国青年部新世紀総会6

中国・広州大学「誉教授」称号授与式

労に徹し「偉大なる闘争」から「偉大なる人間」が!

青年は、労を恐れてはなりません。労を避ける人は、「青年」とはいえない。
今、皆さんは、成長する時です。鍛えれば鍛えるほど、伸びていく時です。ゆえに、「善」のため、「正義」のため、「社会」のため、そしてまた「自分自身」のために、労に徹しぬいていってください。
人の百倍、千倍、労しぬいた人が、真実の人材です。
労も何もせずに有人、著人になる――そんなものは嘘であり、偽者であり、幻です。そういう生き方をしても、人生の最後にしむだけです。実体のともなわない声など、厳粛な死を前にしては、メッキのように、はがれていくものです。労に徹しぬいた人こそが、偉大な闘争を成し遂げ、偉大な歴史を残せるのであります。学会の世界も同じです。
広州の市の花である、美しい真紅の紅綿(カポック)の花も、「風雨の試練にあえばあうほど、より鮮やかな紅に光り輝く」と言われております。まさに、「艱に勝る教育なし」であります。
貴・広東省は、先月、この5年以内で「教育によって省を強化する」(「教育立省」)との方針を打ち出され、なかんずく「生涯教育」「全人教育」に力を入れていくことを発表されました。
新世紀を勝ちぬく、素晴らしい先見であると、私は賞賛申し上げたいのであります。
21世紀の教育の巨星たる貴・広州大学が、光輝燦然と大発展されゆくことを、私たちは、からお祈り申し上げます。

前進しないのは退転と同じ

きょうの創立の佳き日を、天も祝賀するごとく、今夜はロマンあふれる「獅子座流星群」が、大宇宙を舞台にしての乱舞の姿を、夜空に示してくれるようです。
魯迅先生も愛読していたフランスの文豪ロマン・ロランに、「獅子座の流星群」と言う作があります。その結末に、獅子座から四方に広がりゆく流星群を仰ぎながら、青年が中となって、次のように語りあう場面があります。
「あらゆるものは前進する。地球、事物、人と同じく空もまた進む」――前進しないのは、退転と同じです。
さらにまた、「それ(=若い足)は地球を歩きつくすでしょう」――われらの広布の行動にも通じます。
「全人類が人間の祖国だ」――非常に重要な言葉です。「全人類」から見れば、「国」なんて小さい。そうした見方に立って、平和を築いていかねばなりません。
さあ、四国に帰ったら、お父さま、お母さまに、くれぐれもよろしくお伝えください。
皆さんは「親孝行」の青年であっていただきたい。大切なのは、「笑顔」を見せてあげることです。親にとって、子供の笑顔ほど、うれしいものはありません。また「笑顔」にあふれた家庭ほど幸福なものはありません。


四国の方々は、本当に人がいい。東京などの都会に、あこがれる人がいるかもしれないが、四国は、すばらしいところです。“人間らしさ”が光っています。
どうか諸君は、わが愛する四国の天地で、う存分、活躍していただきたい。
四国を頼む!」――こう皆さんに申し上げたい。
ともあれ、この大切な人生、青春をば、断固、勝利をもって、ともどもに飾りましょう!
「わが青春に悔いなし!」「私は勝った!」と言える一人一人になっていただきたいと申し上げ、私の謝辞といたします。
謝謝(ありがとうございました)!


2001-11-18 四国青年部総会 東京牧口記会館 池田大作全集93巻195頁】


労から逃げることは簡単だ。この恵まれた日常生活の中では、逃げ場はいくらでもある。
一番多いパターンは仕事に逃げてしまうことだ。「仕事ですから」と言えばすんでしまう。
理由も無く、仕事をしていないのに、活動に励んでいる男子部もたまに見かける……考えると恐ろしいことですね。
人間は自分でも気づかないうちに「慣れ」てしまい、その上、責任をほかに転嫁して正当なようにってしまうものだ。
この悪循環から抜け出すには、日々の祈りが大切だ。
前を向き、実践していくしかない。
「進まざるは退転」日々挑戦だ!