楽しみきっていく人生


 「実教の人」の功徳がどれほど大きいのか。会長は明快に語った。
 「実教の法華経を信ずる人は即ち当体の蓮華・真如の妙体是なり」(御書511頁)
 「『実教の法華経を信ずる』。すなわち、この『法華経』の所詮は御本尊です。
 三大秘法御本尊を信受する人は、すなわち当体蓮華です。『真如の妙体』ということも同じなのです。
 法華経を読むと、とにかく多い言葉が『此の経を持てば』なのです。不議な言葉です。
 法華経二十八品だけを読むと茫漠として、分かりずらいが、要するに、『此の経を持てば』と言っているのです。
 『此の経』とは、ぜんぶ御本尊のことを指しているのです」
 「此の経」を持てば、どうなるのか。会長は続けた。
 「次に、『清浄妙無比なるを妙法華経と称す』(御書511頁)――清浄にして妙なること、比ないことを妙法蓮華経と称するのである――とあります。
 『清浄妙無比』ということは、『大白蓮華』と訳してもいい。
 または、当体蓮華と訳してもいいし、常楽我浄と訳してもいいのです。
 いずれにしても、若々しく、智恵が働き、健康で、人生を楽しみきっていけるのです」

【大白蓮華 H21年7号69Pより】

御本尊が根本!
師の指導は明快です。
おろかな御本尊軽視(御本尊迹論)に振り回されないようにしていきたいものです。