第一回四国青年部新世紀総会2
中国・広州大学「名誉教授」称号授与式
広州は「改革・開放の電源地」
さらに、若き日の周恩来総理が、勇猛なる革命闘争の陣頭指揮を執ったのも、広州であったのであります。
近年、広州が「改革・開放の電源地」となって、世界が仰ぎ見る中国の大発展を堂々と牽引してこられたことは、よく知られているとおりであります。広州を中心とする広東省の国内総生産は、この20年間で約40倍に拡大し、さらに輸出額は50倍以上にも達したといわれています。
先日(12月15日)再会したゴルバチョフ元ソ連大統領も、「21世紀の焦点の一つは中国である」と注目しておられました。
心から尊敬申し上げる広州大学の林維明学長、さらに広州市人民対外友好協会の李良洲秘書長、そして広州教育界を代表される諸先生方。
ただ今、私は、「中国の世紀」、そして「教育の世紀」の新生の太陽たる貴・広州大学から、最大に栄えある名誉教授の称号を賜りました。
新世紀の最初の創立記念日に当たり、これほどの名誉ある式典はございません。
牧口初代会長も、戸田第二代会長もさぞかし喜んでいることでありましょう。
私は、林学長はじめ貴大学の先生方に、重ねて心より感謝申し上げます。まことに、まことに、ありがとうございました。
礼には礼をもって接する。
真心には真心で答えていく。
どんな人が相手でも池田先生の行動と言動は一貫している。
比べるのもおこがましいが、自分を振り返ってみるとどうだろう。
あの人は……とか、この人は……とか思ってしまってはいないか。愚癡や不平を撒き散らしてやしないか。きちんと現場の意見に耳を傾けているか。
日々チェックが必要だ。敏感なアンテナを張りめぐらせていきたいものです。
日々の行動が伴っていれば、自然に敏感なアンテナは構築されるのだから。
また、わが命に対する、革命精神を失ってしまうと信心がよどんでくる。怖いことだ。
朝夕の勤行、日々の唱題、基本を怠っている人は危ない。
義務感と使命感だけで戦っている人も危ない。当然、役職で勝負している人も同じだ。
私たちは、選挙屋でも学会屋でもない、師匠に連なる信仰者であらねば――。
であるのならば、胸中に情熱と歓喜が渦巻いているのが本当だ。
何も無い時は、知らないうちに信心が惰性になってしまっているものです。
わが身を振り返って、痛感した次第……です。